奥村機械では、国土交通省が発表したチルトローテータを搭載した「省人化建設機械」の認定制度において、当社が保有するチルトローテータ仕様機が、すべての機種で認定を取得しました。

チルトローテータとは、バケットなどのアタッチメントを「傾ける（チルト）」・「回転させる（ローテート）」ことができる機構で、従来は重機の位置替えや人力作業が必要だった細かな掘削・整形・ならし作業を、1台の重機オペレーションでこなせることが大きな特長です。これにより、オペレーターの負担軽減はもちろん、人数をかけにくい現場や、短工期が求められる現場で真価を発揮します。

適用現場としては、法面整形や宅地造成、道路・側溝工事、配管まわりの掘削・埋戻し、外構・造園工事など、多様な土木・建築現場で活用が可能です。狭小地での作業や、構造物が多く重機の動きに制約がある現場でも、アタッチメント側を自在に動かすことで、より安全かつスピーディーな施工が行えます。

奥村機械では、こうしたチルトローテータの特長を最大限に活かせるよう、複数メーカー・多様なクラスのラインアップを揃え、お客様にご提供しています。今回、当社保有の全チルトローテータ仕様機が認定されたことで、より一層安心してお選びいただける体制が整いました。今後も最新技術の積極的な導入と、現場目線の機械提案を通じて、建設業界の省人化・省力化、そして安全で持続可能な施工に貢献してまいります。